第13回 新土和彦個展 | |
会期 | 2022年4月22日(金)〜4月27日(水) |
時間 | 11:00〜18:00 |
作家 | 新土和彦 |
今回は「堺を描く」ことをテーマに取り組みました。約20点展示しています。
ぜひ、ご観覧賜りますようご案内申し上げます。
第13回 新土和彦個展 | |
会期 | 2022年4月22日(金)〜4月27日(水) |
時間 | 11:00〜18:00 |
作家 | 新土和彦 |
今回は「堺を描く」ことをテーマに取り組みました。約20点展示しています。
ぜひ、ご観覧賜りますようご案内申し上げます。
茶谷民子展 作品集発行記念〜花は色 人は心〜 | |
会期 | 2022年4月1日(金)〜4月6日(木) |
時間 | 11時〜18時 ※最終日17時まで |
作家 | 茶谷民子 |
花は色 人はこころ 〜茶谷民子作品集〜によせて
あまの しげ(美術家)
茶谷民子さんは、音楽が専門で、音楽で培われた審美観は従前の感性だろうと思います。しかし、絵画制作は、材料(絵具やカンヴァス)とのせめぎ合いで、手は汚れるし、物質と悪戦苦闘しなければならず、ピアノ演奏のようにドレスに着飾ってはできないわけです。そんなわけで、当初は戸惑いもあり、素材にも抵抗があったかもしれません。すべてが新鮮に映ったはずでしたが、焦らずマイペースで励んでおられます。
作品は、その人柄が示すように、穏やかで、欲のないものです。上手く描いてやろうとか、よく見せるにはどうすればいいかなどは考慮の他、そのことが返って見る人の共感を得ます。専門家と称する者もアマチュアだと云って憚らない人でも、欲が全面に出て、見る側の人になにかしら圧力を与えることがあります。その意味でも茶谷民子さんの作品は衒い(てらい)がなく、そのため見る側も肩を張らずに鑑賞することができます。
それらの特質は色彩のハーモニーにも現れています。花や卓上の静物を描いても風景を対象にしても、饒舌や華美に陥らず、それでいて豊な色と色の調和をつくっています。例えば、一連の水彩画でも執拗な模索を繰り返したり、一方で淡白に過ぎる味気ない水彩画にもなっておらず、見る人を惹きつけます。パステル画でもそれらの画面は変わらず、穏やかさのなかに、暖かい空気を満喫しています。
それを感じさせるのは、色の力です。その力を引き出させるのが作者だと思います。
茶谷民子 作品集「花は色人はこころ」より引用
会期 | 2022/3/18(金)~3/30(水) |
時間 | AM11:00時~PM18:00 最終日は17:00まで |
数年前にいがいがは不思議な実が有りました。私は初めて見るものでした。私はそれを持って帰り多くの人に「これは何か」と尋ねました。すると「モミジバフウの実」だと教えて頂きましたそれ以来、作品の中にフウの実を擬人化したり、シンボリックな存在として取り入れたりしています。
異種の切片のモチーフを組み合わせると独特の新しいイメージと成ります。作品では、フウの実、木、記録図、記憶風景をモチーフとして使用し、これらはメタファーとして現れます。コラージュのように構成しモチーフの関係を注意深く推測することで、複数の物語を作り、想像力を喚起します。
会期 | 2022/2/20(日)~2/26(土) |
時間 | AM11:00時~PM18:00 最終日は17:00まで |
在廊日
20 | 21 | 22 | 23 | 24 | 25 | 26 |
○ | ○ | ○ | ○ |
【おいしい間隔】
最近、言葉に興味があります。
おそらく人間がいなければ、言葉というものは世界に生まれていなかったでしょう。つまり言葉は、人間の知能と自然界の間に生まれたものだと思います。言葉の由来や成り立ちを考えることは、古来より人間がこの世界をどのように見つめてきたのかを考えることでもあると思っています。
では、「人間」という言葉を作った人間達は、自分たちのことをどう捉えていたのでしょうか。ヒトを表すだけなら「人」でよかったはずなのに、「間」が付け加えられている。この点から私は、ヒトは個人でありながら共同体でもあるということを思い出します。
ところで、最近の私にはお気に入りの言葉がいくつかあります。「佇まい」「間」「境界」「コク」「透明」等々…。
なんとも言えないふんわりした印象を抱かせる言葉が気になるのです。気配は感じているのに正体をはっきり説明できないモノとでも言うのでしょうか。正体が知りたくて堪りません。
おいしいものを食べた時、「うーん、コクがあるね。」なんて呟くのですが、”コク”の正体をはっきり説明できたことはありません。”コク”って一体なんなのでしょうか…。
展示名からお分かり頂ける通り、本展示は「間」をテーマとしました。「コク」に負けず劣らずの掴み所がない言葉だと思っています。最近の自分は、「間」の正体を探るべく作品制作に向かっていたような気がします。
20点の作品をご用意いたします。ご高覧頂ければ幸いです。
※DM表側の写真は、石を用いた作品「個体の間隔」の一部を撮影したものですが、展示作品のほとんどが壁掛けの平面作品です。
[作家プロフィール]
山崎 達也
1999年 大阪府出身
2018年 4月 大阪芸術大学美術学科入学
2022年 3月 大阪芸術大学美術学科版画コース卒業見込み
個体の間隔 |
h320×w320 |
綿布/アクリル絵具/石/ニス/木 |
二つの石が落とした一つの影を見ている。二つの物品を、一つの「組み作品」として見ていることに似ていると思う。 |
点は隔け合う |
h233×w447 |
和紙/油性インク/木 |
荒い網点の写真画像をリトグラフで印刷した。 離れてみると、点のまとまりが二つの石の像を見せている。 近くで見ると、二つの石は一つのまとまり。 |
空奇景 |
h200×w200 |
ワトソン紙/ジェッソ/アクリル絵具/木 |
一つだけを見ていると思っても、本当は二つ見ている気がする。 それとそれ以外を判別しないと一つは見えないからだ。 |
空偶景 |
h200×w200 |
ワトソン紙/ジェッソ/アクリル絵具/木 |
「二つ並んでいる」と無意識に感じる時、何か二つを結びつけているのだろう。 物体の方からすれば、全くの無関係かもしれないのに。 |
豊かな白 |
h245×w250 |
ワトソン紙/ジェッソ/アクリル絵具/マットバーニッシュ |
色をたくさん含んだ白を描きたいと思った。 それを白と言えるのかはわからないが。 |
透明箱 |
h416×w416 |
キャンソン紙/油性インク/アクリル板/マットバーニッシュ/木 |
透明がポッカリと浮かんでいる様子を作りたいと思った。 透明は、奥が透けて見えることを言うから、見るものじゃないかもしれない。 もし透明それ自体を見ることが出来たなら、それは何を見ていることになるのだろう。 |
異なる/個となる |
h585×w475 |
和紙/油性インク/木 |
一つを分割することで、二つが生まれる。その一方も、さらに分割できる。それは果てしなく続いているのかもしれない。 |
食み出す |
h567×w340 |
綿布/油性インク/銅板/水性ペンキ/木 |
物事が上手くいかない時、自分のダメさがはみ出ているのだと思い込んでいた。しかし最近は、少々はみ出てしまうことの方がむしろ自然で普通だと思う。 |
緊張と暖和 |
h427×w728 |
綿布/油性インク/水性ペン/木 |
某有名お笑い芸人曰く、「緊張と暖和」はお笑いの基本らしい。確かに人間の快楽は、その繰り返しの中にあるのかもしれない。 本作は、パネルに貼った布のテンションのかかり方を定着させるために作成した。 |
対応関係 |
h315×w217 |
キャンソン紙/油性インク/アクリル絵具/木 |
色の相環を見ていると、色も自然現象の一つだと言うことを思い出す。 多分、丸い地球のイメージと重なるからだ。 もしかして、補色同士がせめぎ合って無色になる部分は、地球でいうところのコアに当たるのかな。 |
健全なグレイ |
h205×w205 |
キャンソン紙/油性インク |
三原色を重ね、無色になるポイントを作りたいと思った。無色になるということは、三色の力がそこで気持ちよく循環しているということじゃないかと、そんな気がする。 |
流動と固定 |
h312×w240 |
アルミ板/アクリル絵具/ニス/木 |
シルバーがグレーに見えるって、なんか不思議だ。金属の移ろい続けるグレーを、絵具の確固たるグレーでなぞってみた。 |
間主観 |
h422×w720 |
写真/木/アクリル板 |
とある参道に並んだ柵の繋ぎ目を撮影した。 まるで人間関係みたいだ。 タイトルは現像学の用語「間主観性」という言葉から拝借した。 |
無関係の佇まい |
h390×w282 |
写真/木/アクリル板 |
こちらは柵の末端部。孤高な人を見ているみたい。 |
儚い像 |
h139×w205 |
和紙/油性インク/木 |
素材の味を生かす料理にハマっている。さっと火を通した野菜を塩や醤油だけで食べたり、和風だしでじっくり煮込んだ大根等々。これだけで十分おいし作るのも楽しい。 本作は趣味の反映だと思う。淡い描写で際立ったインクの艶・紙の質は、絵画における”素材の味”だ。 |
線の成り立ちⅠ・Ⅱ |
h205×w205 |
ワトソン紙/ジェッソ/アクリル絵具 |
一本線を繰り返し描くことで、一本の線を描く。 |
白を見せる青 |
h160×w200 |
ワトソン紙/ジェッソ/アクリル絵画 |
白を見せる青と、白を隠す白。 見えているものは、無いのではなくて隠れているだけという意識がある。 |
縦は横へ、そして四角にも |
h160×w200 |
ワトソン紙/ジェッソ/アクリル絵画 |
僕がやったことは、絵具で縦線をいくつか引いただけ。 少しの工夫で横線も四角も見えてくる。 |
正方形を作る |
h160×w200 |
ワトソン紙/ジェッソ/アクリル絵画 |
クッキリと描いた正方形は疑わしい。真に等しい縦横比で本当に描けているのかが心配になる。そういうものは、ぼんやりと頭の中で作っている方が安心だ。 |
会期 | 令和3年11月26日(金)〜12月5日(日) |
休廊日 | 12月2日 |
時間 | 11:00〜18:00 |
主催 | 明松政二 |
作家在廊日 | 11月26日(金)27日(土)28(日) 12月3日(金)4日(土)5(日) |
今年で3回目の企画展、素材の調達に自ら山中に入り、力強い堂々とした和紙を我々に見せてくれます。
タイトル | 夜の向こうの彼女には |
手法 | 銅版画(エングレービング) |
サイズ(額込) | 額込:h525×w415 |
価格 | ¥19,000 税込 |
タイトル | the spinal cord |
手法 | 銅版画(エングレービング) |
サイズ(額込) | h320×w255 |
価格 | ¥9,000 税込 |
タイトル | 螺子への変態 |
手法 | 銅版画(エングレービング) |
サイズ(額込) | h320×w260 |
価格 | ¥8,000税込 |
タイトル | Neurose |
手法 | 銅版画(エングレービング ) |
サイズ(額込) | h440×w365 |
価格 | ¥12,000税込 |
タイトル | YU-KO |
手法 | 銅版画(エングレービング ,エッチング,アクアチント) |
サイズ(額込) | h440×w365 |
価格 | ¥12,000税込 |
タイトル | 街の距離 |
手法 | 銅版画(エングレービング ,アクアチント) |
サイズ(額込) | h440×w365 |
価格 | ¥12,000 税込 |
タイトル | 7月の2番線より |
手法 | 銅版画(エングレービング ,エッチング,アクアチント) |
サイズ(額込) | h440×w365 |
価格 | ¥12,000 税込 |
タイトル | 雨の庭 |
手法 | 銅版画(エングレービング ,アクアチント) |
サイズ(額込) | h440×w365 |
価格 | ¥12,000 税込 |
タイトル | Bedroom |
手法 | 銅版画(エングレービング,アクアチント) |
サイズ(額込) | 額込:h320×w255 |
価格 | ¥7,000 税込 |
タイトル | 朝焼けのすべて |
手法 | 銅版画(エングレービング ,エッチング,アクアチント) |
サイズ(額込) | 額込:h790×w635 |
価格 | ¥26,000 税込 |
畑山綾太郎のその他作品はこちら
会期 | 令和3年7月19日(月)〜8月2日(月)※(木)休廊 |
時間 | 11:00〜18:00 |
主催 | 畑山綾太郎 |
今回、当ギャラリーで2回目の個展を開催。
一回目の個展(四畳半の片隅より)では昆虫・植物といったモチーフを繊細な線で描き見手を楽しませた、アーチィスト。
今回の個展では女性の作品が多く展示される予定で、どのような展覧会になるか楽しみである。
畑山綾太郎Instagram #hatayama.a
会期 | 令和3年7月5日(月)〜7月14日(水) |
時間 | 11:00〜18:00 最終日16:00 |
絵を描く事が面白く楽しいことであったはずであるが、最近は年齢のせいか、とんと描く気が失せている。
美しい、色彩で、夢のような画面を作りあげる。今までの作業はそうでした。
自分には、何が描けるか、自問自答の日々、苦しみの中から画面と向き合う中。 今回の作品が生まれました。けっして気持ちの良い作品ではありませんが、
一人の人間としての感情がむき出しになった不条理を感じる作品に仕上がりました。
どうかご高覧頂きましたら、嬉しいです。
上野道子
会期 | 令和3年6月11日(金)〜6月15日(火) |
時間 | AM11:00〜PM5:00(最終日はPM3:00) |
手描友禅の染匠として京都で40年数年(皇室卸用達店、室町高級問屋、西陣有名織屋等)染織を窮めたきもの地素材の新しいオリジナル婦人服、帽子、バックなど約250点余りを御用意し、皆様のお越しをお待ち申し上げます。
特別企画
他店で断られた問題解決できます。あきらめないで
令和2年 11月13日(金)〜23日(月)
11:00〜18:00
11月23日(月)は16時まで
水・木は休廊
作家在廊日
13日(金)14日(土)15日(日)21日(土)22日(日)23日(月)
この企画は1年ぶりの作家様であり。素材の調達に自ら山中に入り、力強い堂々とした和紙を我々に見せてくれます。
今回は青にこだわった、素晴らしい青を再現してくれました。
今回は二つの紙漉きと題して真菰(まこも)植物の紙漉きと青の色の紙漉きです。それぞれの紙の個性をどうぞ、御観覧ください。
Photo
展示作品一部