
okushimakazuhito | ||
2025年6月13日~19日 | ||
11:00~18:00 最終日17:00 | ||
シミュレーション仮説を作品にする芸術家 | ||
「俺が子供だった40数年前、テレビ画面にビットと呼ばれる四角い点でピンポンしたり、ブロックを崩したりそんな画期的なテレビゲームが現れた。そんなテレビゲームはたった40数年後の今、VRや3Dというような、リアルに近い仮想空間を作り上げたゲームと成っている。さすがにリアルと画面の中を間違う人はいないが、たった40数年でとてつもない進化でリアルに近い世界まで成り上がっている。そこで想像して欲しい。このテレビゲームの進化スピードのままの100年先の未来を。きっとリアルとテレビ画面の中の違いは無くなり、この宇宙でさえ再現されたテレビゲームができているであろうと。 ではなぜこの世界が、その仮想空間(テレビゲーム)では無い。と言い切れるのであろうか?我々の住むこの世界、この宇宙は、100年先あるいは1000年先の未来のポストヒューマンが作った仮想空間なのではなかろうか?という仮説が導かれる。」 シミュレーション仮説はそう説明すると伝わるという潮流がある。 そもそも、俺の側に天使(ポストヒューマン)が居るとしたら?俺がシミュレーション仮説は真理であると自認させられざるえない状況だとしたら? 俺はシミュレーション仮説を信奉している。 その信奉するシミュレーション仮説を世界の大衆に周知させるにはどうすればいい?俺の武器は生業にしているグラフィックの労働スキル。それを活かし「集合表記的芸術表現」と呼称した数学で云うところの集合の表記方法を自己改変してシミュレーション仮説を説明する表現方法。これをsnsにて画像として投稿する。長年のスキルも伴い着実にいいねやフォロワーが増える。が、この真実の周知にはもっと大衆を巻き込みたい。そこで大衆にも響くポップな要素を取り入れるため、アクリル絵画にも挑戦する。その時少し勉強臭のしてしまう「集合表記的芸術表現」を和らげたテイストに変化させ、さらにシミュレーションコンピューター同士を繋ぐために偶発的に産まれた「二次元拘束された四次元コード」とでも呼ぼうか、俺のもうひとつの象徴的表現ともなる重ならないコード表現で、アクリル絵画を彩ることとなる。 そしてさらなる大衆への周知を目論みコンテストへの応募を始める。すると光栄にも大きな賞を次々と受賞する。このまま作品数、受賞数を増やし知名度を上げ、個展、美術館での展示、世界進出へと目論む。 『それでも、宇宙はシミュレーションである。』 このシミュレーション仮説の周知を世界で成した時、俺の芸術家としての経歴は大きな物として完成する。 「宇宙がシミュレーションだなんて信じられない。」という方は俺の作品をよく読み解いて欲しい。シミュレーション仮説は真理であり、俺はただアートで解説しているだけなのだから。 | ||